当院の感染対策
当院では院内感染予防対策として以下のことに取り組んでおります
院内感染予防対策の取り組み
1 マスクとグローブ(医療用ゴム手袋)の着用。
2 グローブや歯ブラシ類の患者さまごとの交換。
3 患者さま用のエプロンは使い捨てにし、患者さまごとに廃棄。
4 治療器具は、ドリル等のハンドピースを含め患者さまごとに交換し、消毒滅菌。
5 診療台や操作パネル等の消毒液による清拭。
6 スタッフの頻繁な手洗いと手指消毒。
7 空気清浄機や加湿器の稼働。
8 クリーンスタッフによる隅々までの清掃。
9 玄関、待合室への消毒液の設置。
10 ドアノブや取っ手、手すりの消毒液による清拭。
11 待合室ソファの消毒液による清拭。
12 良好な換気状態の維持。
歯科医院での口腔ケアがウイルス感染予防に役立ちます
口腔ケアがウイルス感染予防に効果的なことは研究の結果明らかになっています。新型コロナウイルスについても、口腔ケアで予防、重症化予防への効果がある可能性が高いと報告されています。
ウイルス感染予防対策としては、手洗い・うがいに加えて、毎日の丁寧な歯磨き、そして、定期的な歯科医院での専門的なクリーニングなどのケアが大事なことをぜひ覚えておいてください。
口腔ケアがウイルス感染症に効果的な3つの理由
1.ウイルスの感染を助ける口腔内菌を減らします
ウイルスの感染というのは、主に鼻と口と目から起こります。
ただし、ウイルスが入ってきたからと言ってすぐに感染するわけではありません。
感染が起こるかどうかは、ウイルスが体内の粘膜細胞の中に入り込むかどうかによって決まります。歯周病菌のコントロールがウイルス感染症予防にも重要だと言われています。
2.口腔ケアが腸内細菌のバランスを整え、免疫力を向上させます
ウイルス感染を防ぐためには、体の免疫力を低下させないことも大事です。
腸内細菌のバランスを整えることで免疫力が高まることは知られていますが、お口の細菌が食道→胃→腸へと移動し、腸内細菌を乱して体の免疫力を下げてしまう可能性があると言われています。そのため、お口を不潔にしている方や、歯周病にかかっている方は、食事のたびにお口の細菌が腸内へ運ばれ、免疫力を下げてしまう恐れがあります。
口腔ケアをしっかりと行っておけば、腸内細菌のバランスが良くなり、免疫力向上が期待できます。
3.口腔ケアでウイルス性肺炎の重篤化を防げます
高齢になるにつれ、食べ物や唾液が誤って気道に入ってしまう「誤嚥」が起こりがちになります。この時、お口の中が不潔な状態だと、細菌が気管や肺に至り、「誤嚥性肺炎」を起こしやすくなります。
口腔ケアをしっかりと行い、細菌による誤嚥性肺炎を起こさないようにしておくことで、ウイルス性肺炎による肺炎の重篤化を防ぐことができます。