こんにちは。院長の鈴木です。
秋が一段と深まってまいりました。気温が下がるこの時期は、朝起きるのが辛くなってきますよね。
朝といえば、起きた時にお口の中がネバネバすることはありませんか?だとしたら、要注意!お口のネバつきはただ自分が気持ち悪いだけでなく、嫌なニオイで他人に迷惑をかけているかも…。
今回はそんなお口のネバネバをスッキリ解消する方法をお伝えします。
■お口の中はなぜネバネバするの?
そもそも朝はなぜ、お口の中がネバネバするのでしょうか?
その答えを解くカギは『だ液』です。だ液には雑菌を洗い流し、殺菌する作用がありますが、寝ている間はだ液の分泌が減るためこうした効果が弱まってしまいます。すると、お口の中で雑菌が繁殖し、これがネバネバのもとになるのです。
■口臭や「あんな病気」の原因にも…?
たかがネバネバと思うかもしれませんが、放置は良くありません。朝、自分の口臭が気になったことはありませんか?あれもこのネバネバのせい。口臭が雑菌のせいで強くなっているのです。
さらに、増殖した雑菌の中にはむし歯菌や歯周病菌といった、歯を失う原因となる菌も含まれています。そんな危険な雑菌をお口の中に留めておくと、むし歯や歯周病にかかるリスクも高くなります。
■お口のネバネバ解決法!
朝のお口のネバネバは、ちょっとした『習慣』で解決できます。ネバつきはお口の中の雑菌が原因なので、こまめに歯を磨くこと。特に、寝る前は『フロス』や『歯間ブラシ』なども使い、歯と舌についた汚れを丁寧に落とすことを習慣づけてください。
そしてもうひとつ気をつけていただきたいのが、鼻呼吸を意識することです。口呼吸が多い方は睡眠中と同じようにお口が乾きやすく、細菌が繁殖しやすい傾向にあります。
そのほかにも
・硬い食べものや、ガムを噛む
・あごの周辺にある「だ液腺」をマッサージする
・市販の口腔保湿剤を使う
などの方法で、「だ液の分泌量を増やすこと」を意識してみてください。
ちなみに、お酒やタバコもお口が乾きやすくなります。お酒やタバコを嗜む方でネバネバが気になる場合は、これらの嗜好品を控えることをお勧めいたします。
以上の対策をしてもネバネバがとれないときは「シェーグレン症候群」などの病気が潜んでいる可能性が考えられます。ネバつきは細菌が増殖している証拠です。むし歯や歯周病予防のためにも、気になったときはそのままにせず、どうぞ早めにご相談ください。
鈴木歯科医院
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