入れ歯はタイプや材質が多種多様

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入れ歯はタイプや材質が多種多様

では、次に虫歯がC4まで進んだ場合を見てみましょう。目に見える歯冠部分はボロボロになり、歯髄も侵されて根だけが残っている状態です。
 
そこまでいかないようにくれぐれも注意していただきたいですが、万が一の際にはどう治療するかを説明します。
歯の周囲への悪影響が大きく、そのままでは噛む機能を取り戻せない場合は、歯を抜くことを考えます。
 
高血圧や心臓病、糖尿病など疾患がある人は、必ず前もって歯科医に相談するように気をつけましょう。健康状態の悪いときに抜歯をすると、トラブルを招く恐れがあります。妊娠している場合も、できるだけ避けた方が安全です。抜歯の際は麻酔をかけるので、やみくもに痛みを恐れることはありません。麻酔が切れた後は痛み止めの薬を服用します。
 
そして抜いた歯の後に、ブリッジや義歯(入れ歯)やインプラントなどによる場合があります。一般的に義歯と総称されるものは、取り外せるものと、がっちり固定させてしまうブリッジに大別でき、失った歯が少ない場合はブリッジが使用されます。
 
ブリッジは抜けた歯の両隣の健康な歯を支えにして人工の歯を入れ、文字通り橋をかけて連結します。しっかり固定するので、取り外し式の義歯に比べて安定感があり、噛みしめる力を損なわずに済みます。
 
しかし、支えになる健康な歯を削らなければなりませんし、その歯に余分な負担がかかってダメージを受けることも少なくありません。部分床義歯といって、歯茎に合わせた床に人工の歯をつけ、クラスプというバネで両側が金属アレルギーの人はチタンを使った方が安心です。
このタイプは取り外せますが、安定度が少なく、慣れるまで違和感があります。さらにクラスプをかける歯に負担がかかり、場所によっては外から見えてしまうデメリットがあります。
 
左右に歯がない場合は、金属のバーで一体化させたものを使います。これも材質、設計などさまざまな種類があります。両側の歯にクラウンを被せて床義歯を支えるコーヌス義歯もあります。取り外しが可能で、クラスプのタイプより安定感がありますが、両側の歯を大きく削らなければならないのがデメリットです。このような義歯は、支えとなる歯への負担を減らし、強度を高め、見た目を美しくすることが課題です。
 
最近は、口元からクラスプが見えないように設計されたもののほか、磁石式の固定装置なども開発されています。磁石式は装着と取り外しが簡単で、安定感があり、クラスプがないので見た目は自然。メリットが多い優れた入れ歯です。いずれのタイプも、義歯やクラウンは場所や患者さんの希望に合わせて、金属、硬質レジン、セラミックの中から選びます。
 
鈴木歯科医院では入れ歯治療を行っています。詳細はこちらでどうぞ。