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3月休診日情報

歯医者のレントゲンは安全?


 
こんにちは。院長の鈴木です。
今の時期に楽しめるレジャーのひとつに、スキーやスノーボードといった「ウィンタースポーツ」があります。広がる雪原についつい心が躍ってしまいそうですが、スポーツには怪我がつきもの。捻挫や骨折にくれぐれもご注意ください。万が一、怪我をした場合は、患部をレントゲンで撮影することがあります。患者さんの中には「レントゲン撮影時の放射線(被ばく)」を気にされる方がいらっしゃいます。
 
歯科医院でも、治療の際にレントゲン撮影を行うことがありますので、今回は「歯科医院のレントゲンはどれほど人体に影響を及ぼすのか」という点について、お話させていただきます。
 
 
■歯科のレントゲン撮影は「必要最低限」!
「放射線」は目に見えませんが、私たちの身の回りにたくさん存在しています。そもそも放射線とは「放射性物質」から出ている電磁波のことで、「被ばく」とは「放射線を受けること」を指します。実は、私たちの体は宇宙・空気・大地・食品などから常に放射線を受けており、年間で約2.1ミリシーベルトの被ばくをしています。
 
それに対して、歯科医院の「パノラマX線」という撮影方法の1回の被ばく量は約0.03ミリシーベルト。お口の中にフィルムを入れて撮影する「デンタルX線」 だと、約0.01ミリシーベルトです。お口の中を立体的に捉える「歯科用CT」でも約0.1ミリシーベルトと、日常生活で受ける被ばく線量よりも極めて低いことがわかります。
 

 
なお、健康に影響が出る被ばく量は100ミリシーベルト以上とされていますが、だからといってレントゲン撮影による被ばくが全く心配ない、と考えているわけではありません。皆さまの健康を第一に、被ばく量が治療に必要最低限となるよう、検査の必要性に私たち歯科医師が責任をもって決定しています。
 
 
■胎児への影響はある?
レントゲンでの被ばくはほとんど体への影響がないとはいえ、妊婦さんにとってはお腹の中にいる赤ちゃんへの影響も気になるところだと思います。結論から申しますと、歯科のレントゲン検査胎児への影響を心配する必要はありません。撮影部位がお口であることや、撮影時には防護用のエプロンを着用していただきますので、赤ちゃんへの影響は少ないと考えられています。
 

 
考慮すべき「赤ちゃんへの影響」は妊娠期間によって異なりますが、必ず細心の注意を払って撮影を行っておりますのでご安心ください。
 
 
■安心して受診してください
レントゲン撮影は、正しい治療を行うために必要な検査です。撮影で小さなむし歯を見逃さずに済みますし、より正確な治療を行うことができるようになります。それよりも、被ばくを恐れて受診を控えてしまうことの方が、症状の悪化を招き、より激しい痛みや、体への悪影響を引き起こす可能性があります。
 

 
治療に大切なのは、皆さんが安心して受診できることです。ご不安なことがございましたら、誠心誠意お答えさせていただきますので、いつでもお気兼ねなくお声がけください。
 
鈴木歯科医院
〒162-0065 東京都新宿区住吉町4-1 四谷ガーデニア1F
TEL:03-3356-8800
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Googleマップ:https://g.page/r/CcB-bN4N8-V7EAE

根っこの先に膿の袋ができる?「根尖病巣(こんせんびょうそう)」とは


 
あけましておめでとうございます。院長の鈴木です。
新しい年がスタートしました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
年末年始のお休み、皆さんはどのようにお過ごしになりましたか?
この時期の風物詩といえば「福袋」もそのひとつだと思います。何が入っているかわからないドキドキ感や運試し、価格以上の品物に出会えた時のお得感など、福袋には楽しめる要素がたくさんありますね。
 
さて、今回のテーマは同じ袋でもお口の健康にとってマイナスの袋歯の根っこの先にできる「膿の袋」のお話です。
 
 
■こんな歯や歯ぐきの異常はありませんか?
「なんとなく歯が浮いた感じがする」
「食べものを噛むと痛い」
「歯ぐきにニキビのような膨らみ(腫れ)がある」
「歯ぐきに空いた穴から膿がでる」

 
最近、こんな症状が気になる方ことはございませんか?

もし当てはまる症状があれば「根尖病巣(こんせんびょうそう)」という病気が原因かもしれません。根尖病巣は、歯の根っこ(歯根)の先に膿の袋ができる病気です。「浮いた感じ」「鈍い痛み」など、歯の違和感からはじまり、膿の袋が大きくなると歯ぐきの根元あたりが腫れることもあります。腫れの多くは『ニキビ』や『おでき』のように、丸くて境界がはっきりしているのが特徴です。
 

 
この膿の袋は、歯の周りの骨を溶かしながら大きくなるため、そのうち歯がグラグラ揺れてきて、気づいたときには歯が残せなくなることが少なくありません。
 
 
■「むし歯の放置」や「治療の中断」は要注意
根尖病巣ができる歯には、ある共通点があります。それは、歯の神経がすでに死んでいる「失活歯(しっかつし)」であることです。
 
より具体的な例を挙げると
・むし歯を長く放置している歯
・歯の根っこの治療(根管治療)を中断した歯

などが当てはまります。
 
いずれのケースも放置している間に歯の内側で菌が繁殖し、その菌が根っこの先に感染することで膿の袋ができてしまいます。
 

 
ほかにも「歯の神経を抜く治療をした歯」や、転倒などで強く打ったことをきっかけに、「歯髄(神経)が損傷した歯」なども注意が必要です。
 
 
■わずかなサインも見逃さず早めの受診を!
根尖病巣の怖いところは、初期のうちは自覚症状がなく知らず知らずのうちに膿の袋が大きくなる点です。これまでご紹介した症状も、膿の袋がある程度大きくなってから感じるようになります。
 
また、歯ぐきの違和感や腫れは歯肉炎(歯ぐきの炎症)でもよく見られることから「歯を磨けば治るだろう」と自己判断してしまう方が少なくありません。
しかし、根尖病巣の症状は、歯磨きなどで自然治癒することはありません。それどころか、放置して炎症があごの骨全体に広がると、「歯槽骨炎(しそうこつえん)」や「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」へ発展し、顔全体や首のあたりまで腫れて倦怠感や高熱などの全身症状を伴うようになります。
 

 
さらに重篤なケースでは入院による手術が必要になったり、「敗血症」を引き起こして命が危険にさらされる恐れもあるため注意が必要です。
 
わずかな違和感でも、それはお口が発する異常のサイン。歯や歯ぐきに異常を感じたら皆さんの歯を守るためにも、早めに歯科医院を受診してくださいね。
 
鈴木歯科医院
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1月休診日情報

見逃し厳禁!歯ぐきの出血に潜む病


 
こんにちは。院長の鈴木です。早いもので、今年も残りわずかとなりました。12月は1年を締めくくる時期です。気持ち良く新年を迎えるためにも、年内にできることは片づけておきたいですね。
 
さて、来年に持ち越したくないものといえば、『お口の中のトラブル』もそのひとつではないでしょうか。歯の痛み着色汚れ、口臭などいろいろありますが、『歯ぐきからの出血』に注意が必要であることはあまり知られていないかもしれません。
そこで今回は、重要な病気のサイン『歯ぐきからの出血』についてお話しいたします。
 
 
■歯ぐきからの出血は『異常事態』?
「食事をしたとき」や「歯を磨いたとき」などに歯ぐきから血が出たことはありませんか?もしも軽く歯を磨いただけなのに血が出てしまうようであれば、それは正常な状態とはいえません。健康な歯ぐきから血が出ることは、ほとんどないのです。
 

 
実はこの出血が、「歯が抜ける前兆」である可能性も…。
 
 
■歯ぐきの出血は「歯周病」のサイン
歯ぐきからの出血は、歯周病の数少ないサインのひとつです。歯周病は静かに進行する病気で、出血や歯ぐきの腫れ以外に目立った自覚症状がありません。
しかし、見えないところで確実に進行し、知らず識らずのうちに歯を支えている骨が溶かされていきます。「歯がぐらぐらするな…」と思ったら、かなり進行していると思ってよいでしょう。このように、ぐらぐらするまで大した自覚症状もなく、いきなり歯が抜けてしまう。そんな恐ろしい病気が歯周病です。
 
しかも、歯を失う原因の第1位は「歯周病」。多くの方が歯周病で歯を失っているのです。
 

 
 
■歯ぐきから出血したときは…
歯ぐきから出血したときは「歯周病の治療」はもちろん、「丁寧なセルフケア」非常に重要です。出血するのが心配歯磨きをやめてしまう方がいらっしゃいますが、かえって逆効果です。プラークや細菌などの汚れがどんどん溜まり、歯周病が悪化する原因になります。
 

 
歯ぐきを刺激しないように柔らかめの歯ブラシを使ってプラークと細菌をしっかり取り除くことで出血は徐々に収まってきます。また、歯周病はセルフケアだけでは治療が難しく、必ず歯科でのプロフェッショナルケアが必要です。
さらに、歯ぐきからの出血は歯周病によるものだけではなく、「腫瘍」や「血液の病気」が原因の場合もあります。
いずれにせよ、少量でも出血がある場合は、早めに受診するようにしましょう。
 
あまり意識しないかもしれませんが、歯は一度抜けたら二度と生えてきません。「正しいケア」と「早期受診」を心がけて、大切に守りましょう!
 
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